Web制作のフリーランスからの営業メール


営業メール

当オフィスのホームページを公開し、ホームページ制作の業務をフリーランスとして20年以上行っているとSEO対策をはじめ様々な営業メールが毎日のように届きます。それらのメールのなかでフリーランスもしくはフリーランスらしい人からの営業メールに絞った場合、その内容は大まかなに次の通りになります。

  • Web制作・コーディング作業をお手伝いします
  • Webデザインを請け負います
  • 動画・静止画撮影と編集作業を行います

本記事では、「Web制作・コーディング作業をお手伝いします」をメインに記載しますが、デザインや撮影でも共通している内容もあると思われます。

営業メールをみて

現在、フリーランスまたはフリーランスらしい人からの営業メールは可能な限りみてます。その内容につきまして、営業として人にみせたいのであれば、最低限、下記は実施して欲しいと思っています。

  • 制作実績を載せて欲しい
  • 完成したサイトを載せて欲しい
  • HTMLのチェックはして欲しい

制作実績を載せて欲しい

判断材料は制作実績です。制作されたサイトがなければ判断できません。
可能であれば、似たようなサイトではなく、次のような異なる種類のサイトを望みます。なお、レスポンシブはマストです。

  • WordPress を使っているサイト
  • WordPress を使っていないサイト
  • 全部で3ページのサイト
  • 全部で5ページのサイト
  • 全部で10ページ以上のサイト

先日届いたフリーランスの方からの営業メールにおきまして、制作実績として複数の URL が載っていたのですが、すべてアクセス制限(Basic認証)しており、その ID および パスワード がメールのどこにも記載されていませんでした。アクセス制限自身はよいのですが、メールを受信した人がアクセスできなければみることができません。メールを送る前によく確認して欲しいです。

完成したサイトを載せて欲しい

ビジネスでは「完成品を期日までに納める」ことが大前提です。
営業メールに説明なしで未完成のサイトが制作実績として載せられている場合、その時点で NG と考えます。下記は一例です。

  • 「工事中」「準備中」と記載しているだけのページがある
  • ナビゲーションをクリックしても遷移(反応)しない
  • 同じデザインのボタンが並んでいるのにマウスホバーで動く個所と動かない個所がある
  • レイアウト崩れがある

HTMLはチェックして欲しい

制作実績のページを拝見すると「閉じタグがない」「開きタグがない」などのページをよくみかけます。Chrome に「HTMLエラーチェッカー」なる拡張機能があります。HTMLの仕様に関する厳格なチェックまでは望めませんが、「閉じタグがない」「開きタグがない」などの簡単なチェックはできます。
「Web制作・コーディング作業をお手伝いします」とのことであれば、制作実績として載せたサイトの全てのページにおきまして、HTMLソースのエラーはチェックして欲しいです。

最後に

制作実績として載せたサイトがビジネスとして評価されるサイトであるかをご自身が客観的にみて、問題ないと判断されてから、営業メールを送られることを強く推奨します。

毎日のように届く営業メールに対しまして、その返信は一部に制限しています。自身の業務に時間を割くためであることをご理解願います。
本記事がWeb制作でフリーランスをはじめる方のご参考になれば幸いです。